4/6 Lecipe5 刑務所チロルチョコレート〜憧れの特食~

マジメシ日記
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憧れの行政メシの特食

先日、「行政メシ」が食べたいと思い、運転免許試験場の食堂で、カレーを食べました。

「行政メシ」というのは、僕が勝手につくった言葉で、意味は警察が運営するような行政機関で食べるゴハンのことです。

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僕は昔から、困ったことに拘置所や刑務所なんかのごはんが食べたいという欲求を持っています。

その原因は、刑務所を舞台にした小説やエッセイ、映画にでてくる食事描写が、どれも秀逸で、僕の食欲をくすぐるのです。

そんな行政メシの一つで特に憧れるのが「特食」。

コレは刑務所内のオヤツ的なモノで、普段の配給ではでない甘いモノが祝日のみ配られるのです。

それらを心待ちする囚人の方は多いようで、長い刑期の人は、出所後、甘党になる人が多いという。

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おそらく、そのオヤツはショコラティエナニガシ(ネーミング適当)がつくった高級チョコレートとかそういうものではなく、ごく普通の雑多なオヤツ。

しかし、普段食べれないモノを限定的に食べれる、というシュチュエーションが食べ物の魅力をアップさせているのでしょう。

では、僕がこの特食を食べるにはどうすれば良いのか。

簡単なのは、おまわりさんの「お世話」になることなのですが、僕は今のところ法を違反するようなことはしていないし(たぶん)、これからもその予定はないです(そう願いたい)。

ではどうするか。熟考の末、特食に近いオヤツを食べるプラーンを思いつきました。

シャバで特食を食べる方法「ジェネリック特食」

シャバにいながら特食を食べるプラーン。それは「甘いモノは人から貰う以外、購入したり、作ってたりしてはいけない」というルールを自分に課すことです。

これならば、いくら甘いモノが食べたくても、自由に手に入らない。

それにいつ食べられるかわからないから、待ち遠しい。これで「ジェネリック特食」が食べられるのです。

僕の仕事は内勤だし、オフィスは女性が多いため、お土産とかお裾分けで、甘いモノを頂く機会が多いです。

僕は「食べる意味のないモノは口にしない」という面倒くさい「ルール」があるので、今まではお菓子を貰っても、ありがたいですが、食べることに抵抗があって困っていました。

しかし、この特食のルールを追加すれば、「食べる意味」ができます。

特食は食べられるし、頂き物はムダにならないので、まさにWin-Win。

僕はこの発案に感動すらおぼえていました。

特食作戦の痛恨のミス

しかしその発案から三ヶ月。

僕が、甘いモノを頂くことはありませんでした。

オフィス内では頻繁に甘いものトレードが行われているようですが、僕はその対象外でした。

そして何より恐ろしかったのがこの三ヶ月の間に「バレンタインデー」というイベントがあったという事実。

うん。そうだ、僕は人気のある人間じゃなかったのだ。忘れてた。ははは。

まぁ、お菓子をあげても「食べる意味がない」(もちろん言葉にはしない)なんて考えてる人間にわざわざあげる人なんていないです。

特食作戦はそんな自分のダメさを教えてくれました。切ない。

しかし、だがしかし、本日、悲しみの三ヶ月ののち、ようやく、特食を入手したのです。

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営業の方が、仕事で余ったケータリングということで、僕にトップスのチロルチョコレートを恵んでくださりました。

いまの感情は、当初計画していた、久しぶりに甘いモノが食べられるというヨロコビではなく、もっと別の「人間」の根底な安堵感でした。

チロルチョコレートが、ここまで心に刺さるとは、ある意味、作戦は成功したのでしょうか。営業のおじさまにハグをしたい衝動を抑えつつ、ありがたくチロルチョコレートを頂きました。

いただきます。

(おわり)

inu
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後日談:

味の話を細かくするのは「粋ではない」ので、簡単に表現すると、久しぶりの直接的な甘味でも、味覚的に感動はしませんでした。原因はおそらく、甘いモノを入手しようと思えば、いつでも手に入れられる環境にいるということを薄々感じているという、僕の意志の弱さが原因だったと思われます。

しかし、もっと大切なことを学べた作戦なのでした。

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